喘息・アレルギー・リウマチ・花粉症疾患情報

  1. ホーム
  2. 喘息・アレルギー・リウマチ・花粉症疾患情報
  3. 2014年02月01日

花粉症について

2014年02月01日

花粉症について

1.どんな病気?
空気中に飛んでいる花粉が原因でアレルギー症状がでる病気です。

2.どんな症状?
主に目と鼻に起こります。目はかゆく、涙がでて、充血してはれたり、さらにまぶたがただれたりすることもあります。
鼻はくしゃみ、鼻水、鼻づまりのほか、かゆくなったり、においが分からなくなることもあります。その他、のどのかゆみ、イガイガ、せき(まれにゼイゼイなどの喘息症状)、皮膚では顔が赤らみ、かゆく、アトピー性皮膚炎が悪化することもあります。時には全身的な症状として、微熱がでたり、だるく、頭痛やぼーっとなったり、お腹をこわしたりすることもあります。これらの症状は毎年ほとんど同じ季節に繰り返すのが特徴です。

3.原因となる花粉
どんな花粉も花粉症を起こす可能性はありますが、普通は花が目立たない風媒花の花粉が原因となります。
国や地方により植物の種類が異なり、その花粉の飛散時期(開花時期)も異なりますが、下表に日本での代表的な原因花粉と飛散時期を示します。被害が大きいスギ花粉は北海道や沖縄にはなく、かわりに北海道はシラカンバが主ですが、カナムグラはありません。

代表的な原因花粉の飛散時期

植物名 月

1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12
 スギ                        
 ヒノキ                        
 ハンノキ                        
 シラカンバ                        
 カモガヤ                        
 ブタクサ                        
 ヨモギ                        
 カナムグラ                        

4.診断
症状の問診が主な診断方法ですが、皮膚テストや血液検査により原因花粉(花粉アレルゲン)を確かめます。原因花粉は一種以上のことがあり、花粉以外のアレルゲンもあるかもしれません。症状に季節性があっても、花粉でないこともあります。アレルゲンの診断は予防や治療などにもかかわるので欠かすことはできません。

5.治療
原因花粉に特異的な治療と、そうでない非特異的な治療があります。特異的治療とは減感作療法とよばれ、花粉エキスの注射を長期間にわたり繰り返して、花粉に慣れさせる一種のワクチン療法です。この療法は根気のいる治療法ですが根治療法と位置付けられWHOも推賞しています。

非特異的治療は抗アレルギー薬を用いるなど一般的な治療をさします。
一般的には抗ヒスタミン薬や抗ロイコトリエン薬が広く用いられていますが、これには1日3回服用するものから、1日1回〜2回服用するものまであります。1日3回服用するものは効果の発現は早いのですが効果の持続が短く、また ねむ気をおこすものがあります。1日1回のものは効果の発現はやや遅いのですが、効果の持続は長く ねむ気も少ないという特徴があります。これらの薬剤は症状が現れて服用するよりも花粉飛散の1〜2週間前から服薬をはじめた方が予防効果が大きいことが認められています。

抗ロイコトリエン薬は特に鼻閉(鼻づまり)に有効です。

経口薬で抑えられない目の症状には、点眼薬、鼻づまりには点鼻薬が用いられます。

症状が特にひどい場合はステロイド薬の服用をすることもあります。また、時に注射することもあります。この注射により症状が数週間もかなり改善されますが、ステロイド薬なので副作用に十分気をつけておくことが必要です。