喘息・アレルギー・リウマチ・花粉症疾患情報

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減感作療法

2016年01月20日

宮本昭正

減感作療法のすすめ

減感作療法は1920年頃アメリカで初めてアレルギー疾患の治療に用いられました。それ以来今日まで多くの国でアレルギー疾患、特にアレルギー性鼻炎(花粉症を含む)や喘息の根治療法として普及してきました。
アレルギー疾患の治療の基本は原因になっているアレルゲンを見つけてそれを避けることですが、避けることの出来ないアレルゲン、たとえば室内塵、花粉などに対しては減感作療法が用いられます。
最も一般的にもちいられている方法はアレルゲンの抽出液のごく少量から週1回から2回の頻度で徐々に増量しながら皮下注射し、注射局所の発赤が500円硬貨ぐらいの大きさになったらその量を維持量として2週間に1回を数回、ついで4週に1回の注射にして数年間続けるものです。この方法は患者さんにとっては、なかなか根気のいる治療法ではありますが、約70%の患者さんでかなりの効果が得られています。中には薬を使用しなくても生活出来る方もあります。現在ひろく用いられている減感作療法は花粉症や喘息に対するスギ、室内塵ですが、その他のアレルゲンに対しても施設によっては可能です。特に一般の薬物療法で十分効果が得られない難治性の場合にはぜひ試みられるとよいでしょう。


最近ではより簡便で苦痛を伴わない舌下減感作療法が臨床に用いられています。わが国でも スギ花粉症 と ダニ については治療が始まっています。

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